寺伝によれば、専念寺が筒井の地に創建されたのは、慶長時代
(1600年前後) だと伝えられています。御本尊阿弥陀如来立
像は、南北朝時代(1336年~1392年) の造立と言われ
ています。又、境内におられるお地蔵様は室町時代後期(15
00年頃) の作であるとされています。
専念寺が創建される以前から、筒井城下の人々の幸福を願われ、
今日に至るまでの500年以上変わらず御護り下さっている有
難いお地蔵様であります。現在においても、檀信徒の皆様をは
じめとする地域の方々、さらに遠方からも、家族の幸福を願い
祈願に来られています。
江戸時代お殿様をお迎えされたとされる籠 (寺伝による)
『死んで終わりに誰がする』
この言葉は、私が幼い頃に師僧である父親が、お寺の門前に書いたお言葉であります。父が私に最初に申された教えは「お坊さんは、極楽の世界があると信じ、この世での命が尽きるとも、必ず極楽の世界に生まれることができ
るという事をご縁の方々にお伝えするのが、大切なお役である。」というものでした。
昨今、時代が目覚ましく移り変わり、科学が発展し、目に見えないもの、科学で証明できない事は信じなくて良いという風潮に傾きつつあると思われます。仏教とは『目に見えないもの』かも知れません。しかし、古来から先人
達が心の拠り所として大切に思い、子や孫につないでくださった、心の中の形であります。
誰もが必ず、親兄弟・子・大切なご縁の方との別れを迎えます。しかし、決して消えて無くなる命ではありません。極楽の世界に往きて生まれ、こちらの世界に居る我々を思い、御護り下さること間違いございません。我々は『生
きてる』ではなく『生かされている』のです。
私は、お坊さんであります。亡き父,師僧からの教えを、檀信徒様をはじめ様々な方々に、ご葬儀・ご法要・永代供養・ご祈願祈祷等を通じて、ご縁を頂き、お伝えできればと思います。
どうぞお気軽に、何なりとご相談ください。お待ちしております。
合掌
名称 | 称名山 専念寺 |
宗派 | 浄土宗 |
所在地 | 奈良県大和郡山市筒井町1300 |
電話番号 | 0743-56-5388 |
携帯電話(住職) | 090-8522-2027 |
住職 | 松谷宗悦 |
副住職 | 松谷拓樹 |